長年に渡り、アニメ「ドラゴンボールGT」の「GT」という略称が「G(ごめんね)T(鳥山先生)」を意味するという俗説がネットで囁かれてきました。
しかし、この説の真実は何なのでしょうか?
当記事では、鳥山明先生自身の解釈と、都市伝説がどのようにして広まったのかを深堀りします。
ドラゴンボールGTの概要
「ドラゴンボールGT」は、1996年に放送開始されたアニメで、「ドラゴンボールZ」の続編として制作されました。
ただし、このシリーズは鳥山明先生の原作漫画に基づく内容ではなく、ほぼ全編がオリジナルストーリーです。
「GT」の物語は「ドラゴンボールZ」の最終回から5年後を舞台にしています。
物語は、孫悟空が究極のドラゴンボールによって子供の姿に戻ってしまったところから始まります。
そして孫悟空は、ベジータの息子トランクスと孫娘パンと共に、宇宙に散らばった究極ドラゴンボールを探し求める大冒険に出ます。
「ドラゴンボールGT」は、原作からの独立したストーリー展開にもかかわらず、ドラゴンボールシリーズの一部として世界中のファンに愛され続けています。
引用:マグミスク
事の詳細な分析
「ドラゴンボールGT」は、原作者である鳥山明先生が直接的なストーリー作成から一定の距離を置いていましたが、シリーズ全体の監修とキャラクターデザインには関与していました。
ネット界隈では長年、GTは「ごめんね 鳥山先生」という俗説が語られてました。
実際には、GTが意味する「グランドツーリング」(壮大な旅)は、シリーズが新たな冒険として宇宙を舞台に展開されることを指しており、誤解を招いた都市伝説とは異なる真実を持っています。
鳥山明先生のコメントとその意味
鳥山先生はGTの略称について、
「GTとはクルマ用語で「グランツーリスモ」、つまり速くて高性能なクルマのことですが、この場合は宇宙を駆け回るという設定でしたので「グランドツーリング」、壮大な旅という意味を込めて名付けました」
とコメントしています。
この発言は、鳥山先生がシリーズに対して持つ独自のビジョンと、ファンに対する誤解を解き明かすためのものです。
まとめ
「ドラゴンボールG」の「GT」が持つ本当の意味は、「ごめんね鳥山先生」という俗説とは異なり、「グランドツーリング(壮大な旅)」であることが鳥山先生自身のコメントによって明らかにされました。
この都市伝説がどのようにして広まったのかという背景には、作品への愛と誤解が混在していることが示されています。
ファンとしては、これを機に新たな視点から「ドラゴンボールGT」を楽しむことができるでしょう。
当記事は以上となります。