北九州市門司区の和布刈公園に設置された旧国鉄の客車がカフェとして改装され、地域活性化を目指しています。
しかし、鉄道ファンからは歴史的価値が損なわれたとの批判の声も。
当記事では、カフェの概要や地域活性化の取り組み、鉄道ファンからの反発、署名活動と市の対応について掘り下げます。
改装されたカフェの概要
旧国鉄の客車「オハフ33」は、1948年製の貴重な車両です。
カフェとして改装されたこの車両は、週末を中心に多くの家族連れや若い女性、高齢の男性に人気を集めています。
車内には片側にテーブル、もう一方には焼きたてのパンが並び、訪問者は海を眺めながら食事や会話を楽しめます。
引用:毎日新聞
地域活性化の取り組み
和布刈地区の活性化を目的とし、「めかりテラス実行委員会」が設立されました。
地元事業者を中心に、客車をカフェとして活用する案が協議され、車両内の座席などを撤去してカフェ仕様に改装。
改装費用はカフェを運営する事業者が負担し、営業日には1日3000円の公園使用料を実行委に支払っています。
引用:毎日新聞
鉄道ファンからの反発
カフェとして改装されたことに対し、鉄道ファンやボランティア団体からは「長年守ってきた車両の内部が原形をとどめないほどに変わってしまった」との反発の声が上がっています。
市民への説明や話し合いが不足していると批判されており、市の姿勢に怒りを覚えるとの意見もあります。
引用:毎日新聞
署名活動と市の対応
客車の長期保存を求める署名活動が全国の鉄道ファンによって行われており、すでに600筆超の署名が集まっています。
公園緑地課は、施設の有効活用を重視する立場を示しており、改修前の原状回復は求めていないと説明しています。
まとめ
和布刈公園に新しくオープンしたカフェは、地域活性化に寄与する一方で、歴史的価値の保持についての議論を巻き起こしています。
今後の和布刈地区の発展と鉄道ファンの意見がどのように調和していくかが注目されます。
当記事は以上となります。
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